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両思いになる恋愛法則は本当にありえるのか


世の中には、両思いで恋愛結婚をしたのに、別れてしまったカップルが山ほどいますね。

普通、恋愛期間中は、二人の魅力に釣り合いが取れていないときに、別れる原因になるといわれているのに、釣り合いの取れたカップルが結婚して、なぜ別れてしまうのでしょう。不思議に思っている人もいるのではないでしょうか。



それでは、両思いの恋愛法則について考えてみましょう。

両思いの定義については、人によってまちまちでしょうが、ここでは、生理現象として、二人が会っているときや会話しているとき、二人の間にはドキドキ感やワクワク感がして、快楽の麻薬が脳内から盛んに分泌されている状態とします。

二人がいつも興奮するような両思いは、非常に短期間なら、あるかもしれませんが、なかなかないものです。

なぜなら、人間の恋する感情は、どんなに激しく燃えるような恋であっても、それが何年も持続しないような脳の仕組みを持っているからです。


どんなに美味しい珍味であって、毎日食べていたら、飽きてくるように仕組まれているのです。そうでないと、いつも脳が快感と興奮で満たされていたら、オーバーヒートして脳がパンクしてしまうでしょう。

ですから、快楽や快感という脳から出る麻薬は、特殊なシーンでしか放出されないようになっていて、持続できないのです。

これは恋愛も同じことで、どんなに燃えるような激しい恋であっても、長くつき合い、二人の間に安定した愛が芽生えるようになると、恋の快楽は必ず低下します。

とくに男性ではこの傾向が強くなります。それはオスは子孫を残すために、幅広くメスにちょっかいを出す必要があり、一人女性にかかわっていては、どんなに頑張っても、同一の女性からは1年間にひとりの子しか生まれないからです。

したがって、男性はどんなに気に入った女性がいても、次の女性に目が奪われてしまうのです。

このことが端的に表れるのが性的関係を結んだ前後です。

男も女の性的関係をこれから始めようとするときには、確かに両思いであることは間違いないでしょうが、男の場合には、一度関係を持ってしまうと、急速に熱が冷め、結果的に女性の片思いになってしまうことがあるのです。

それでも、相手の女性がかなり魅力的であれば、熱が冷めるのに時間がかかり、その冷めるまでの期間中が両思いということなります。

ですから、両思いのような恋愛を継続するのは、生物の生理現象から考察しても、なかなか難しいといえるでしょう。




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