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動物の世界ではオスが精子をばらまき、メスはどのオスの精子を受け入れるかを洗濯します。つまり、どのオスの子供を残すかはメスの一存で決まるというわけです。その際、オスとメスは一対一の必要はありません。 モテるオス、強いオスは何匹ものメスに選ばれ、自分の子孫をたくさん残すことになります。 反対に、モテないオス、弱いオスは誰にも相手にされず、子孫を残すことができないまま死んでいく。そうすることで、より強いオスの子孫だけが選ばれ続けて、結果的に動物は進化してきました。 ★ 生物が進化するには、メスの行動が非常に重要 だから、生き物が進化していくためには、メスの行動が非常に重要であり、つまり、メスが種を進化させていたのです。もっと具体的にいえば、「メスにモテる」オスへと動物は進化していくと言えるのです。 百獣の王ライオンは、強くてどう猛なオスにメスが魅力を感じたからこそ、あそこまで強く進化したのです。 それでは、男性は今後、どのように進化していくのでしょうか。いろいろな学者がいろいろな学説を打ち立てていますが、早い話が、女性が「性的関係を持ってもいい」と思う男性像へ進化するだけです。 そこで、女性にとって「性的関係を持ってもいい男性」、つまり理想の男性像を分析してみますと、まず、@清潔感、A生活力、Bやさしさといったところでしょう。 @ 清潔感からみた進化の方向性 男性は第一印象をよくするために、1日2回は風呂に入り、髪を洗い、身だしなみを整え、抗菌グッズなども携帯するようになる。また、顔やプロポーションもスリムが女性に好まれているので、背はますますひょろ高く、あごは小さくなっていくことでしょう。 A 生活力からみた進化の方向性 人間の場合、生活力はもはや戦闘力ではなく頭脳力であるから、高学歴へのあこがれは増し、脳はますます発達していく。そしていま以上に狡猾で、ずる賢い人間ができ上がっていくはずです。 B やさしさからみた進化の方向性 これは生き物が本来もっている闘争本能を減少させるから、男性はより女性的になっていく。 ★ それでは、これらの進化の長所と短所を考えてみましょう。 清潔感を重視することは一見短所ではないように思えますが、それは違います。細菌やウイルスとお友達になる機会が大幅に減少してしまうため、免疫力が極端に弱い体へと進化することになります。 これは種の保存にかかわる一大事ですが、この異変はすでに私たちのからだの中に生じていて、いろいろな障害を巻き起こしています。その異変のひとつにアレルギー性疾患が疑問視されています。 小児喘息、アトピー性皮膚炎、花粉症、じんましんなどがそうで、これらの疾患は増加の一途をたどっているようです。 また、頭能力が進化するのは一向に問題がないにしても、反対に体力が退化の方向に向かいます。 頭能力は文明を発達させ、自動車、電車などの文明の利器を足代わりに利用することとなり、これでは足が退化するしかありません。その他家電の発達で、腕力すら使うことがなくなっています。 次にやさしさですが、これにも人類の生存にかかわる一大事が隠されています。 それは闘争本能です。闘争本能の低下がなぜ一大事かといえば、男性ホルモンの分泌量の低下を招くからです。そして男性ホルモンの低下は男性の造精子能力を低下させます。つまり、女性を妊娠させる能力の低下に結びつくから一大事です。 これまでの説明からわかるように、このような進化を続けていくと、これから何千年か先には、男の生殖能力は衰えてしまい、人類は滅亡してしまう可能性が高いと言えるでしょう。 すでに草食男子が増えたり、セックスレス夫婦が増えたりで、現在でもその兆候が出始めています。 |
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