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女性の「好き」には、端的に言って、「理性的に考えて好きになる」という現象と「動物的本能から好きになる」という現象の二つの「好き」が混在しています。 女性は結婚前にマリッジブルーになり、「本当にこの人と結婚していいのだろうか」「もっとふさわしい男性がいたのではないか」と思い悩むことがあるようですが、これなども2種類の「好き」が混在している結果、自分の心の中に相手に対する好きという気持ちが整理できていないのです。 結婚している女性に聞くと、「それほど好きでもないのに結婚した」という話がよくでますが、これは一面本当の気持ちを表しているとともに、また反面、偽った気持ちも表しています。 その理由として、女性が男性に対して感じる「好き」は、理性と本能では好みが違うことがあるからです。 理性的に考えて好きになるというのは、つまり損得勘定で考えて、好きになるということです。 その損得勘定での基準としては 第一に経済力であり、これがあれば非常に有利に子育てをすることができるからです。 第二に将来性であり、いくら経済力があったとしても、その経済力を将来にわたって維持できなければ意味がありません。子育てを安心してすることはできません。 第三は性格で、相手の男性を上手に操れそうかどうかです。自分の言うことをまったく聞かないような男性であれば、稼いだ給料を家に持って帰ってくれるかどうか分かりません。これでは子育てができません。 第四は誠意です。嘘をついて浮気をするような男も、稼いだお金を家にすべて持って帰るかどうか不安ですから、男性に誠意を要求します。 つまり、理性によって相手の経済力や将来性、性格、誠意などを「好き」という感情に変換しているのです。 これに対し、「動物的本能の好き」は動物としてのオスを好むもので、これは女性を発情させることのできる「好き」です。したがって、動物的本能の「好き」は性欲や快感を満たすものでなければなりません。 これを満たすのは、男のルックスやスタイルです。一目惚れという言葉がありますが、そこには理性の入り込む余地がなく、見た瞬間に女性の五感と本能に訴えるものです。 経済力も将来性も一切関与しない「好き」なのです。次は男のたくましさ、つまり力強さです。男らしいたくましさは、男の強さを象徴しており、女性の快感を極限にまで高めてくれるからです。 このように、理性的に考えた「好き」と本能的に望む「好き」が一致した男性もいるでしょうが、ほとんどは相反する男性が多いものです。ですから、マリッジブルーになってしまうのです。 |
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