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本来、男というものは、女性との肉体関係では、「来る者は拒まず」の精神が本能に植えつけられているものです。 それを端的に表現している諺が、「据え膳食わぬは男の恥」ということです。 これは本膳(本妻)がいても据え膳(浮気)をしないような男は、社会に出ても出世する見込みがなく、男の能力に欠けているという深い意味です。 男は女性と違って、肉体関係を結ぶときには、ほとんど女性の選り好みをしない本能を持っています。 ですが、有能でやり手と言われるような男は、その本能を制御し、女性を選り好みするようになったのです。 その原因は男が稼ぐ経済力にあります。 肉体関係を持てば、当然、子供ができる可能性があり、もし子供ができれば、その女性と子どもを将来にわたって養っていかざるを得ませんが、魅力のない女性に自分の経済力を与えることはしたくないのが男の本音です。 もちろん、経済力が桁外れにあるのであれば、女性を選ぶ必要はなく、できた子どもはすべて養ったらいいのでしょうが、現実問題として、そんな余裕などありません。 男性は、今後稼ぐであろう経済力を、誰に与えるべきか真剣に考え、その女性との間にできた子どもを育てるために、それを使おうとします。したがって、自分の莫大な経済力を与える資質のない、魅力の低い女性からのアプローチは断る必要が出てきます。これが男性に選り好みを芽生えさせたひとつの理由です。 もし、選り好みをせず、手当たり次第にエッチするような男がいたら、逆のことが言えるのです。 経済力や地位や権威を持っていないようなニートやフリーターなどは子どもを育てる気がまったくないため、基本的に女性の選り好みなどしません。 本能のおもむくままに行動するのです。 ですから、結婚をまじめに考えない男と、地位や経済力の低い男は、「来るもの拒まず」という遺伝子の命令を、忠実に実行しやすいといえます。 ただし、そういう男でさえ、自分の自由を奪い束縛する女性を嫌います。束縛されるとほかの女性と浮気ができませんから。 |
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