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人間社会の恋愛事情を観察していますと、女性に限って言えば、美人に生まれてきたのと、ブサイクに生まれてきたのでは、天地の差がありますね。 なにせ、周囲のすべての男性を虜にすることができ、恋愛も思うようにできるからです。 それに比べ、女性は、男のルックスよりも男としての実力、経済力があるかどうかを重視するように、男女でこれほどの差があるのも不思議なことです。 ここでは、美人がなぜモテるのかを検証してみましょう。 顔が美しいことは、生きることだけを考えれば、まったく無駄というか必要ないものです。美人でなくても仕事はできるし、勉強すればどこの大学だって入学できます。 それでも、男性は美人を好み、その美人を獲得するために必死に努力するのです。 こうなると、顔が美しいということは、無駄と言えないところがあります。 もし、無駄なら、どうして男たちは美人を追いかけるのでしょう。 美人でなくても子どもを産むことができるのですから、男性が選り好みしなければ、子孫繁栄にもつながるはずです。 結果論で言いますと、美人を選り好みしたほうが子孫繁栄に圧倒的に有利であったことは間違いありません。 たとえそれが生きるためにまったく無駄で役に立たないものであったとしても、です。 人間や植物も含めて、ほとんどすべての生き物が、美という無駄なものを獲得しようとして生きていることが、その何よりの証拠です。 これは事実であり、美を目指すことが子孫繁栄に有利だからこそ、いま私たちが美を好むのです。 孔雀の尾にしても、自分の尾を広げてアピールしますが、これもほかの孔雀よりも大きくて美しくないとメスと交尾することはできません。あの尾だって生きていくうえでは何の役にも立たないし、かえって敵に襲われた場合、邪魔になるだけです。ですが、命の危険よりもモテるために美のほうを選んでいるのです。 鳥の世界では、とくにオスが美しく、繁殖期になるとさまざまな美しい色でメスを魅了しようとします。しかし一歩間違えれば、美しい目立つ色は、敵の鳥にも目立つわけですから、非常に危険なのです。それでも命と引き換えに美を選択しているのです。 これは、美しいものが子孫繁栄に有利だという証拠であり、人間もしかり、鳥もしかり、魚もしかりです。 それは遺伝子のDNAに強烈に刻みこまれていますので、美人のほうがモテるのは仕方ないことです。ですから、並の女性がいくら化粧をしても勝てることはないのです。 残念ながら、救う手立ては遺伝子を変えてしまうしか方法がありません。 |
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