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結婚している女性が近所の奥さんが集まっている井戸端会議で、「うちの主人は結婚するまではとても優しかって、なんでも私の言うことを聞いてくれたのに、子どもができてからは、優しい言葉のひとつもなく、冷めたような状態が続いている」などと話していますね。 これは「恋」と「愛」をごっちゃに考えているのです。ひと言で言えば、「恋は相手に与えるもの」で「愛は損得勘定で成り立っている」ということです。 人間でも動物でも「恋」は発情期に起こるもので、脳内から快楽物質が盛んに放出されて「恋は盲目」と言われる状態になっているときです。 この状態のときには、「恋は与える」ものなのです。 動物たちを見れば分かるように、孔雀はその美しい羽を広げてメスにアプローチし、ある種の昆虫や鳥類の多くはエサを捕獲してメスの前に差し出したり、あるいはオスが巣を作ってメスが子どもを産める環境を整えたりするそうです。 人間も同じで、恋をしてるときには、女性に高価なプレゼントをしたり、高級レストランに誘って食事をするなど、過剰なまでサービスをするものです。 このように「恋」とは、相手のために奉仕をして与える行為なのです。 そて、こういう恋が成り立っているときには、お互いがラブラブの状態で、世界はバラ色で二人のためにだけあるような錯覚をしているのです。 なぜなら、恋がベースにある性愛系の快楽は、ほかのどんな欲を満たすことよりも快感の度合いが強く、それに溺れてしまうからです。 しかし、こういうラブラブのカップルも、長期にわたって継続することはなく、いつしか我に返って、冷静になりますが、これは別に悪いことではなく、脳が快楽物質の出しすぎでパンクしないように、「飽き」というものが来るように脳にセッティングされているのです。 ところが、熱が冷め、恋が終わっても男女の関係を継続できるカップルはたくさんいますが、これは愛があるからです。 つまり愛とは、信頼関係ができているということであり、言い換えれば、お互いの損得勘定に釣り合いが取れているといえます。 この「愛」の信頼関係を具体的に説明すると、「私はあなたを信頼しているから裏切ることはないよね」ということです。 つまり、この信頼とは、「私はあなたのために、尽くしたり、エッチをさせてあげたり、子どもを産んであげたりするから、あなたの稼いだお金を一生貢いでくださいよ。ほかの女性に上げたらダメよ」という関係なのです。 要するに、ギブ&テイクで成り立っているのです。 |
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