|
たとえば、テレビでイケメン俳優を見て、「運命の赤い糸」を感じる人はまずいないと思います。 これは何を意味するのでしょう? それは明らかに釣り合いの取れない異性に高望みしても、赤い糸で結ばれていないということです。言い換えると、赤い糸は自分と釣り合いのとれている人との間に結ばれるわけです。 だから赤い糸を見つける手法は「いかに釣り合いの取れている異性を見つけ出せるか?」に関わっていると言えそうです。 ですから、ひと目惚れした相手とはたいてい赤い糸の縁がないのです。 女性は「どこかの王子様が白馬に乗って、私をさらいに来てくれないかしら?」なんて、思うことがあるでしょうが、どうしてもバランスが取れていないために、赤い糸で結ばれることはありません。 夢や理想を描くのは自由ですが、現実に恋をして結ばれるためには、やはりバランスというか、人間の魅力に釣り合いがいるのです。 がっかりするかもしれませんが、本当の運命の出会いはもっともっとレベルの低いごく普通のところにあるのです。 そこで、釣り合いの取れている男性を五感で感じ取る方法をアドバイスしましょう。 ★ 視覚と聴覚 自分の両親に顔が似ている異性は運命の人になる可能性があります。 その理由は、両親と似ているだけに親しみを持ちやすい。遺伝子的にも相性がよいことが多いとか、ルックス的に釣り合いが取れていることが多い、などがあげられます。 もし、ルックス的に「なんだか両親に似ているなあ」と感じれば、それは運命の人かもしれません。 また、声がステキ!と感じれば、少し注意してください。女性は男性の低く堂々として自信に満ちた声にも生理的に好感を持つように作られています。 だからこそ男性はのどぼとけが出てきて、思春期以降声変わりするわけです。 ところが、あなたの前で正々堂々とした声を出せるのは、あなたの前で少しも緊張していないからなのです。つまり最初からあなたは「眼中になし」と見下されているのかもしれないわけで、そこには運命の赤い糸がない可能性が高まります。 それよりもむしろあなたを尊敬していて、若干緊張を示すような高くて震えているような声を出す男性のほうが、あなたと釣り合いが取れていて、運命の人である可能性があります。 ★ 嗅覚と性の相性 相手のナマの体臭を感じたら、それは遺伝子的にかなりマッチングしている証拠かもしれません。 というのも、臭いの好き嫌いで異性を選ぶ実験をすると、多くの人が免疫遺伝子が自分とできるだけ正反対の人を選ぶ傾向があるからです。 これは臭いには遺伝子情報が含まれているということを表しています。つまり、臭いで相手を選ぶと、二人の間にできた子供の免疫力が高まるということです。もしかしたら、運命的な出会いはナマの体臭から始まるのかもしれません。 最後に初回のベッドインですごくよかったら「こんなに体の相性が合うのだから運命だ」と思うかもしれません。 しかし、本来男性は最初のベッドインは最も興奮するはずで、緊張したり早漏気味で、それほど燃えるようなベッドインにはならないものです。 それなのに上手にできるということは、男性が余裕しゃくしゃくである可能性が高いと言えます。つまり、あなたにあまり感じていない、またはあなたを見下している可能性もあります。 最初のベッドインは下手なくらいが、運命の男性であったりするものです。 ★ タイミングも大切 人はタイムリミットを切られると、あせってしまい惚れやすくなるという傾向があります。たとえば、旅先で知り合った異性、卒業式シーズン、彼が転職する前などなど。こういう状態でピピッときた恋愛は、運命というよりもあせりだったりすることがあります。だから、タイムリミットのあるときには特に男性選びに要注意です。 また、生理前のイライラしている時期に始まった恋愛にも要注意です。なぜなら、女性は排卵日前後にもっとも勘が鋭くなるように作られていて、その頃に選んだ男性のほうが選球眼としては正しく、生理前の時期は勘が鈍っている可能性があるからです。 ★ 最後に 運命の赤い糸を見つけようと、日本中、いや世界中という範囲の中から探そうとしている人がいますが、実は近くにあるということを、今一度考え直してみてはいかがでしょうか? 身近にある赤い糸を見逃して、孤独な暗闇をさまよっている女性が多いのかもしれません。 自分に適した運命は、人それぞれですが、いずれにしてもそれほど遠くにはないものです。そういう目で周りを見ると、ほら、赤い糸が見えてきます。 |
|
|||||||||||||||||||||||||||
Copyright (C)2015. 男と女の恋愛法則と引き寄せの法則 All rights reserved. |