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夢いっぱいの男は、将来性が買える


★ 目先の利益を後回しにする恋愛技術

男には「自尊の欲求」といって、自分自身を高く見せたい、尊敬を得たいという気持ちがあります。特に身近な女性からそういた賞賛を受けたいため、口説きの場面などでは夢を語るタイプは多いものです。



この夢を語れるような男であれば、語れない男より上位においていいでしょう。なぜなら、夢を持つということは、目が将来に向いているからです。

一番のダメ男は、いましか考えません。
いま何を食べたい、いまきみが欲しいと、欲望が生々しいのです。むずかしくいえば、欲望が昇華していないのです。

食の欲望にしても、性の欲望にしても、ただ「食べたい」「したい」を主張するのではなく、相手の都合やその時々の状況に応じて、その欲望を抑えたり、変化させたりすることを「昇華」といいます。

そうして欲望を昇華することが夢や希望を生むのであって、それがなければ、動物と同じではありませんか?
それでは、ロクな男しかつかまえられません。

「なぜ、どうして私なの? 何が欲しいの?」
と尋ねてみて、はっきり答えられなければ、将来を二人で語り合えるような男ではないのです。



★ でっかい夢より小さい夢を語る男を選ぶ

しかし夢をいっぱいもっているからといって、将来性があるかどうか、よく考えなければなりません。大言壮語タイプといって、大風呂敷を広げたような夢を語る男も多いからです。

そこで「大」という字を入れて夢を語る男は、警戒することです。


「将来、大金持ちになって、きみに大邸宅をプレゼントするよ」
「大企業の経営者になって、日本を動かしてみせるよ」
「政治家になって大臣になるんだ」
これらは夢というより夢想といって、なんの当てもないかもしれません。

それより、
「最初は修業して、そのうちに小さいラーメン屋を開きたいな」
というほうが、夢は小さいでしょうが、確実性があります。


高度成長時代に、大きな夢を広げてかまいませんが、最近の社会状況では、まず小さい夢からスタートし、一歩一歩踏み固めていく男のほうが、現実的で、成功する確率は高いはずです。

いくら夢が大きくても、実現できなければ、口先だけの男でしかありません。夢を夢で終わらせない男、それが有望株の男なのです。



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