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恋愛期間中、週1回程度の性的関係なら、それほど不自然ではないかもしれませんが、毎回会うたびに彼のペースに巻き込まれていたら、女性なら不安を覚えるはずです。 恋愛初期の段階は、性的関係をエサに彼を操っていたと思っていたのに、今では、逆に彼に操られているという意識を持ち出したために、不安を感じるようになったのです。 ふたりがときめいた恋愛を楽しんでいるときには、無償の愛で彼に尽くしていたはずです。なぜなら、そんなときに損得勘定など出していたら、他のライバルに彼を取られてしまうかもしれませんから。 恋愛初期のカップルは、基本的に魅力が劣っている立場の人が、恋愛を安定させるために、相手に尽くそうとします。逆に少し冷めて優位に立っている人は、その恩恵を一方的にもらうという関係ができあがるものです。 ときめいているときには、損得を考えずに、相手に尽くすことができます。これを「恋」というのです。 ただ、1年以上、恋愛関係が続いていますと、恋愛初期のあの燃えるようなトキメキもなくなることと、彼に尽くしていると思っている女性は、冷静に、二人の関係を分析できるようになるため、損得勘定が芽生えるようになります。 「私はこんなに肉体という快感を彼に与えているのに、彼は私に何か見返りをしてくれただろうか」と。 つまり、なんだか都合よく扱われているみたいと考えるようになるのです。 人間はトキメキがなくなれば、自然と損得を考え出すようになるものです。 この恋愛のプロセスは誰でも経験するもので、いわゆるつき合いが安定期に入ったという証拠であり、そして次のプロセスは結婚ということになります。 そして、彼からの最高の見返りが結婚承諾ということでしょう。 なぜなら、結婚は、「彼が働いて稼いだお金を、墓場に入るまであなたに貢ぐ」ということで、一生働いたお金をあなたに捧げるマシーンになってくれるわけですから。 結婚とは、お互いの損得勘定にバランスが取れた状態です。 損得勘定にバランスが取れているときには、つまり、もし彼が将来、あなたと結婚するという意志があるなら、あなたは彼のためにいくら奉仕しても苦になることはないということです。 そこで、彼との関係に不安を覚えるようになるのは、その結婚という見返りを彼から期待できないという感情が起こってきたときなのです。 |
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